「賢い子の特徴ってなに?」「賢い子の育て方はある?」と、子どもがいる人は気になるのではないでしょうか。
子どもの賢さは生まれつきだけでなく、育て方によっても大きく左右されるといわれています。
子供が遊んでいるのを見ると、大人が思いつきもしないような遊び方や行動をすることもあります。おもちゃとかも想定しない使い方をしていたりするので面白いですよね♪
「あれ?うちの子は天才なのでは?」と思うこともあります。まあ、身内びいきなのは否めませんけど笑
天才かどうかはさておき、我が子には賢い子に育って欲しいという気持ちはあります。知性の時代ですので、子どもの将来を考えると「賢さ」「知能」が重要なのは言うまでもないです。
この記事では、賢い子の特徴と育て方、子どもにやってはいけないことも紹介します。
「賢い子になるように育てたい」と考えている親の参考になる内容となっていますので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
賢い子の7つの特徴
まずは、賢い子の特徴を7つ紹介します。
- 好奇心が旺盛
- 問題解決能力がある
- 主体性がある
- コミュニケーション能力が高い
- 自己管理ができる
- 学習への情熱がある
- 体をつかうのが上手
以下にてそれぞれの特徴を紹介しますので、子どもが当てはまるか見ていきましょう。
1.好奇心が旺盛
好奇心が旺盛とは、新しいことや気になることに対して興味を持ち、知りたがる状態のことをいいます。
子どもが話せるようになると、「あれなに?」「なんで?」と聞かれることはないでしょうか?
それは、子どもが「いろいろ知りたい」と好奇心がある状態です。
好奇心が旺盛だと、知識をどんどん吸収し、深く理解し考えられるようになります。
そして吸収した知識と理解をもとに、日常のあらゆるシーンで子ども自身がどのように行動したら良いのか、考えられるようになります。
2.問題解決能力がある
何かしらの困難にあたったとき、問題解決能力がある子どもは賢い子の特徴です。
問題解決能力とは、問題が起きた時に上手く乗り越えられる方法を考え、実行することをいいます。
例えば、部屋にあるソファやクッションを乗り越えたり、避けたりすることや、つみきの形を理解して組み立てる動作も問題解決能力のひとつです。
また、成長に伴って、勉強の問題を解く力が身に付き、友だちとの意見が合わない時の解決策も考えられるようになります。
問題解決能力は日常生活で役立つことはもちろん、学習や人間関係においても重要な役割を持ちます。
3.主体性がある
自ら積極的に取り組める、主体性がある子も賢い子の特徴です。
興味を持ったことに言葉を発したり、取り組んだりすることや、自ら他者に話しかけるのも主体性です。
また、主体性のある子は、ものごとを決断し実行に移すことができるため、リーダーシップの役割も担えるようになります。
親からみると、幼い子どもの主体性は「わがまま」と感じることがありますが、子どもは自己主張を通して、やりたいことを見つけたり、上手くいく・上手くいかないを学んだりします。
何でも子どもの思い通りにするのはよくありませんが、まずは子どもの主体性を尊重することが大切です。
4.コミュニケーション能力が高い
他者と関わるのに必須である、コミュニケーション能力が高い子も、賢い子の特徴です。
ここでいうコミュニケーション能力とは、言葉を発するだけでなく、表現する方法や相手の気持ちを考えることも加わります。
自分の気持ちをストレートにそのまま伝えてしまうと、相手を傷つけることになりかねません。
ですから、どうすれば相手に伝わるのか、相手の気持ちを汲み取る方法を考えて伝えることが大切です。
とはいっても、言葉を知り始めた子どもは、正直になんでも言いたいもの。
発した言葉によっては、相手を傷つけることがあります。
そこでどのような言葉が相手を傷つけるのか、そして傷つくとはどのような気持ちかを伝えるのが親の役割です。
また、子どもは身近な人の言葉を真似することが多いため、親自身が言葉に気を付ける必要があります。
5.自己管理ができる
賢い子の特徴には、自己管理ができる子も挙げられます。
日常生活ですと、起床時間と就寝時間、食事やお風呂など、日々のルーチンを理解し実行できるかが自己管理に当てはまります。
また、決められた時間におもちゃを片付けるといった、決まりを守ることも自己管理です。
他にも、公園で遊びたい遊具があるときに、欲求を通すばかりでなく、並んで待つことも当てはまります。
自己管理ができるようになると、目標達成のためのプロセスを考えられるようになったり、良好な人間関係を築いたりといった、社会生活にも役立ちます。
6.学習への情熱がある
学習への情熱がある子どもは、新しい遊びに夢中になったり、積極的に学んだりと、知識と経験を積みやすいです。
好奇心が旺盛であることと学習への情熱があることは、似ているように感じますが異なります。
好奇心が旺盛とはものごとに広く興味がある状態ですが、学習への情熱とは、ひとつのものごとを深く追求する状態です。
例えば、絵本を読みながら「なぜ?」という感情を抱いたり、文字を学ぼうとしたりすることなどが当てはまります。
学習への情熱があると、集中力の維持と持続的な関心を寄せられるようになり、知識を身に付けることはもちろん、あらゆるスキルを習得できるようになります。
7.体を動かすのが上手
賢い子の特徴には、体を動かすのが上手な子も当てはまります。
体を動かすのが上手とは、指先の細かい動きができることや、足や腕、体幹といった体の大きな部位を動かすことが得意なことです。
例えば、字を書く、絵を描く、工作する、走るなど、あらゆる体の動きが当てはまります。
体を動かすときには、視覚や聴覚、触覚などのあらゆる知覚を用いるため、脳が活性化されます。
また、子どもは遊びを通して、どうしたら上手く行くのか戦略を練るため、問題解決能力も養われます。
賢い子の育て方:5つのポイントを意識する
賢い子に育ててね!
賢い子の特徴を紹介しましたが、「どうすれば賢い子に育てられるの?」と気になりますよね。
賢い子の育て方を紹介します。
- たくさん子どもと関わる
- 知育玩具を取り入れる
- 子どもにチャレンジさせる
- 子どもに考えて話してもらう
- 体を動かす機会をつくる
上記の育て方は、どれもすぐに始められる内容です。
それぞれ詳しく解説するので、子どもとの日常に照らし合わせながら、読み進めてくださいね。
1.たくさん子どもと関わる
親がたくさん子どもと関わり信頼関係を築くことで、賢い子に育つ基盤ができます。
これは、心理学者のエリクソンが提唱した成長発達段階に基づいています。
成長発達段階とは、人には年代ごとに心理社会的危機があり、危機を乗り越えることで力をつけられるといわれています。
教育や親子関係の指導、医療の現場でも用いられるのが、エリクソンの成長発達段階です。
新生児期の赤ちゃんは、信頼と不信の危機を乗り越え、希望を獲得する時期です。
親から世話を受けることで、人を信頼する力がつき、希望を見いだせるようになります。
反対に、泣いても親に相手にされないと、人に不信感を抱くようになってしまうのです。
信頼と希望は、賢い子の育て方だけでなく、子どもの人生観において重要な基盤となります。
2.知育玩具を取り入れる
知育玩具とは、遊びを楽しみながら、子どものさまざまな発達を促すことを目的とした玩具です。
集中力や思考力、想像力、指先を動かす力など、あらゆる能力を身に付けて伸ばせます。
子どもが成長するには五感を刺激する環境が必要ですが、生まれたばかりの赤ちゃんは外に出られないため、家の中だけで過ごすとなると刺激が限られます。
また、外に出られる時期になっても、常に外へ遊びに行くわけにもいきません。
そこで知育玩具を活用することで、家の中でも子どもが多くの刺激を受けられ、あらゆる能力を身に付けることができます。
知育玩具を選ぶときは、子どもの月齢や発達段階に適したものを選びましょう。
3.子どもにチャレンジさせる
言葉が話せるようになると、自我が芽生え、いわゆる「イヤイヤ期」に突入します。
また、さまざまなことに興味を持ち、「やりたい」という意欲が表現できる時期です。
ここで、親が子どものチャレンジする機会を奪ってしまうと、好奇心や主体性を奪ってしまうことになります。
子どもの意欲と安全のバランスを考えながら、子どもが「やりたい」と希望したことは、チャレンジさせる機会をつくりましょう。
4.子どもに考えて話してもらう
子ども自身に考えて話してもらうことで、コミュニケーション能力、問題解決能力、自己管理能力などを養えます。
親は子どもよりも長く生きていますので、あらゆる場面において良い・悪いといった判断がすぐにできます。
しかし、子どもはそうではないため、「なぜ?」という疑問が生まれやすいです。
そこで理由を考える機会を持たないと、意志を持たず自立しない子どもになるかもしれません。
子どもが考えて話す機会を持つことで、子ども自身が納得できる答えを持ち、責任を持って行動できます。
5.体を動かす機会をつくる
体を動かす機会をつくることも、賢い子の育て方のひとつです。
体を動かすことで、脳にさまざまな刺激を与えられます。
公園の遊具やかけっこでもよいですし、ピアノやスイミングといった習い事も体を動かす機会になります。
また、定期的な運動は、集中力や記憶力の向上に繋がるといわれています。
そして、スイミングであれば「10m泳げるようになる」といった、達成できそうな目標を持つのも賢い子を育てるポイントです。
目標を達成したときの成功体験を得られると、さらにチャレンジしたい意欲が高まり、主体性や学習への情熱も高まります。
これをやると才能が潰れる!親が子どもにやってはいけないこと
ダメっ!!
賢い子の育て方を紹介しましたが、反対に親が子どもにやってはいけないことがあります。
それは、放置すること、失敗したことを叱る・非難することです。
なぜやってはいけないのかを、以下にて詳しく紹介します。
放置するのはNG
子どもを放置することは、子どもの心理的な問題と将来に大きく影響しやすいです。
例えば、親から見て子どもが悪いことをしたとき、子どもをどこかに放置するケースがあります。
子どもは放置された記憶が強く残り、なぜ悪かったのかまで理解できません。
すると、親の顔色をうかがうような子になったり、反対に愛されていないと感じ反抗的な子になったりします。
このような時は、子どもを放置するのではなく、考えて話す機会を持つようにしましょう。
また、状況から子どもと距離を置いたほうが冷静になれると感じることがあります。
距離を置きたい時は、安全性を確認し、子どもに気持ちが落ち着くまで近くから見守っていることを伝え、後から話す機会を持つとよいでしょう。
失敗したことを叱る・非難するのはNG
子どもが失敗したことに対して、親が叱ったり非難したりすると、子どものチャレンジしたい意欲を損なってしまいます。
また、「自分がやっても上手くいかない」と自尊心が低下するきっかけになります。
失敗は大人でもすることで、特に新しいものごとに出会う機会が多い子どもは失敗しやすいものです。
子どもが失敗したときには、なぜ失敗したのか、次からどうすればいいのかを一緒に考えましょう。
すると、前向きに取り組む力を養うことができ、あらゆることにおいて主体性を持てるようになります。
そして、失敗しても粘くチャレンジする力や、早く立ち直れる力を身に付けられます。
賢い子の特徴と育て方のまとめ
賢い子には特徴があり、育て方によって賢い子になるかが左右されます。
特に幼い頃の環境は、子どもの将来に大きく影響しますので、親がどのように接するかが重要です。
まずは子どもとたくさん関わって信頼関係を築きながら、さまざまな機会を持つことが大切です。
この記事で紹介した賢い子の育て方を参考に、子どもの可能性を最大限に引き出しましょう。
もしかして・・うちの子は天才なのでは!?