赤ちゃんのお世話には、わからないことがたくさんありますよね。
その中のひとつ、沐浴。いつまでやるの?沐浴をするときの温度はどのくらい?どれくらい時間をかけていいの?といった疑問にお答えします!また、赤ちゃんの沐浴に使う石鹸ほか沐浴グッズなどもまとめて紹介します。
目次
赤ちゃんの沐浴についてご紹介!
沐浴とは?
沐浴は、身体や髪を洗い清めることを言い、宗教的な儀式を指す言葉でもありますが、乳児の身体を洗う意味もあります。ここでは、赤ちゃんのお世話における沐浴についてお話していきます。まだ首の据わっていない赤ちゃんを支えてキレイにしてあげる沐浴は、ママやパパにとっても大変なお世話のひとつです。沐浴の温度や時間について、また、石鹸のほか、沐浴グッズもご紹介します!
沐浴の目的・効果
沐浴は赤ちゃんを入浴させて清潔を保ってあげるお世話です。沐浴によって赤ちゃんの血行が促進される効果や、全身の様子を確認することができる健康管理の目的もあります。新陳代謝がとても活発な赤ちゃんの身体の清潔を保ってあげることで、お肌のトラブルを予防します。赤ちゃんは抵抗力が弱いため、大人と同じ浴槽ではなく、新生児専用のベビーバスで沐浴をしてあげましょう。
赤ちゃんは沐浴で泣く?
赤ちゃんが怖がらない沐浴のコツ6選
『赤ちゃんが沐浴中に泣いてしまって大変だった』という経験から、沐浴のお悩みを抱えているママやパパも多いのではないでしょうか?まだ首が座らない赤ちゃんの沐浴は、支えてあげながら身体を洗うといった作業が、大変なお世話でもあります。赤ちゃんが怖がらずに沐浴をしてあげるためには、コツがあります。赤ちゃんの沐浴のコツをつかんで、スムーズな沐浴を目指しましょう。
赤ちゃんが怖がらない沐浴のコツ①タオルをかける
赤ちゃんの服を脱がせたときに、肌に感じる空気(冷気)やお湯の感覚を怖がり、泣いてしまうことがあります。タオルをかけてあげたり包んであげたりすることで、空気やお湯の温度差や感覚などを和らげ、恐怖心を減らしてあげることができます。また沐浴をする場所の室温をあらかじめ暖かくしてあげることで、服を脱いだ時の冷気による恐怖心を和らげてあげる効果も期待できます。
赤ちゃんが怖がらない沐浴のコツ②しっかり支える
首の据わっていない赤ちゃんは不安定です。ママやパパの手を赤ちゃんの頭の下に置き、親指とほかの4指で赤ちゃんの首や頭をしっかりと支えてあげましょう。赤ちゃんは安定した体勢になることで安心感が得られ、落ち着いて沐浴ができるようになることも多いのです。
赤ちゃんが怖がらない沐浴のコツ③自信を持って手早く
ママやパパが自信なさげに、恐る恐るお世話をしていると、赤ちゃんは敏感に感じ取り、泣いてしまうことがあります。また、恐る恐るお世話をすることで沐浴に時間がかかってしまい、赤ちゃんが疲れることで、泣いてしまうこともあります。ママやパパが自信を持ってお世話することで、赤ちゃんに安心感を与え、赤ちゃんに負担のないよう、手早く沐浴をしてあげましょう。
赤ちゃんが怖がらない沐浴のコツ④耳の水を気にしすぎない
病院などでも以前までは、『耳に水が入らないように』と指導されてきました。そのため、沐浴の時には頭を支える手の指で、赤ちゃんの両耳を塞ぐように保持することを指導されていたこともあります。しかし最近では、多少の水が耳に入っても問題ないとされ、力ますに沐浴をするように指導されることが増えています。実際ママの手は小さいことが多く、両耳を塞ぐのは難しいのです。
ママやパパが赤ちゃんの耳を塞ぐことを気にするあまり、腕や肩を力み過ぎてしまうこともあります。そのため現在では、多少耳に水が入っても大丈夫という指導が増えてきているのだそうです。耳をおさえることよりも、赤ちゃんの頭をしっかり固定してあげることを心がけましょう。良く聞く噂で『赤ちゃんの耳を塞ぐと鼓膜に影響がある』というのは通常では考えられないそうです。
通常の力加減でおさえている分には、その圧力で赤ちゃんの鼓膜に影響するということはあまり考えられないとのこと。あまりこだわりすぎず、赤ちゃんの頭にシャワーをかけるときに、指が届くようなら軽く耳をおさえてあげ、届かないならばムリをせず、たくさんの水が耳に入らないように気をつけてあげるというのが、妥当なコツであるようです。
赤ちゃんが怖がらない沐浴のコツ⑤一連の流れをスムーズに
沐浴が終わってから着替えまでの流れは時間をかけ過ぎずスムーズに行いましょう。事前にバスタオルを広げておいたり、そのあとに着せてあげる肌着とオムツを重ねて広げておいたりなどの準備をしておくことで、湯上り後の一連の流れがスムーズになります。時間をかけ過ぎると赤ちゃんの身体が冷えてしまったり、疲れてしまったりします。保湿グッズも近くに準備しておきましょう。
赤ちゃんが怖がらない沐浴のコツ⑥声かけと笑顔
赤ちゃんは、急にひっくり返されたり、急にお湯をかけられたりすると、驚いて泣いてしまうことがあります。次の動作をする声かけや、ママやパパの優しい笑顔で安心することも多く、たくさんコミュニケーションをとって沐浴してあげましょう。ママやパパに心の余裕があることも大切です。あまりビクビクせず、自信を持ってお世話をしてあげましょう。
赤ちゃんの沐浴はいつまで?
時期はいつ頃がベスト?
赤ちゃんは、生後28日間を『新生児』と呼びます。この新生児期は抵抗力が弱く、細菌などの感染症から守るため、大人と同じ湯舟ではなく、新生児専用のベビーバスで沐浴をしてあげます。新生児期を過ぎると、大人と同じ湯舟で入浴をしても良くなってきます。それぞれの赤ちゃんの健康状態にもよりますので、1か月児健診などの機会に、医師に確認してみると良いでしょう。
沐浴時の注意点
いつもはお昼寝をしている時間など、赤ちゃんが眠い時や、空腹時に沐浴をすると泣いてぐずってしまうことがあります。また授乳後1時間以内に沐浴をすると、嘔吐してしまうこともあります。授乳後1時間以上経過してから沐浴をしてあげましょう。新陳代謝が活発な赤ちゃんの沐浴は基本的には毎日です。赤ちゃんのリズム乱さないよう、できれば同じくらいの時間帯がベストです。
赤ちゃんの沐浴のやり方
赤ちゃんの沐浴方法①準備するもの(グッズ)
・ベビーバス・湯温計・かけ湯用の洗面器や手桶・石鹸類(固形や液体)・浴用タオルやガーゼ・湯上り用タオル・保湿ケアグッズ・ベビー用肌着やベビー服・オムツ~浴用タオルやガーゼは、赤ちゃんの服を脱がせた後に掛けてあげて湯船に入ると、泣かずに落ち着くことがあります。湯上り後に着用するベビー用肌着やベビー服、オムツは重ねておくと着替えが手早くなりスムーズです。
赤ちゃんの沐浴方法②時間
赤ちゃんの沐浴にかける時間は、お湯に入っている時間として、10分程度を目安に終了してあげると良いでしょう。あまり長く時間をかけると、赤ちゃんの負担になり、赤ちゃんが体力を消耗して疲れてしまいます。また、赤ちゃんは体温調節がまだ未熟です。湯上りの湯冷めを防ぐため、手早くスキンケアや着替えを済ませてあげましょう。
赤ちゃんの沐浴方法③場所
シャワーを使えるバスルームは便利ですが、バスルームにこだわる必要はありません。赤ちゃんが適温で過ごすことができて安定感があり、ママやパパがお世話しやすい安全な場所であれば、沐浴は可能です。室内で沐浴をするときには、ベビーバスの下に防水グッズなどを敷いて行うと安心です。保湿グッズや湯上りタオルなどのグッズを忘れずに置いておきましょう。
赤ちゃんの沐浴方法④温度
赤ちゃんの沐浴の適切なお湯の温度は38度程度です。大人が触れてややぬるめに感じるお湯の温度ですが、赤ちゃんにとって丁度良い温度となります。お湯の温度計があるとわかりやすく安全で便利です。またベビーバスの中に入れるお湯のほかに、石鹸を洗い流すかけ湯も、適正温度で忘れずに用意しましょう。季節によって、お湯の温度は38~40度程度を目安に適宜調整しましょう。
赤ちゃんの沐浴の入れ方・洗い方
沐浴の入れ方
赤ちゃんをベビーバスに入れるときには、赤ちゃんの首や頭をしっかり支え、片方の手でおしりを抱き、赤ちゃんの身体を安定させてあげましょう。ガーゼやタオルでくるんだりお腹に掛けたりしたまま、足からゆっくりとお湯に入れます。利き手の方が赤ちゃんの身体を洗いやすいため、赤ちゃんの頭を利き手ではない方の手で支え、湯船に入ったらそっと利き手を離し、洗ってあげます。
沐浴の洗い方
赤ちゃんの沐浴では、顔・頭・身体の順番で洗ってあげます。顔を洗うときには、目への感染症を防ぐため、清潔なガーゼなどで目を先に洗います。目を洗うときには、目頭から目尻に向かって優しく拭きます。次に、オデコの中央から3の字を書くように、こめかみ・ほほ・口のまわり・あごというように、左右からそれぞれ優しく拭いていきましょう。
顔を拭き終わったら頭を洗います。顔に水がかからないように、ガーゼなどを使って頭を濡らしていきます。力を入れずくるくると優しくシャンプーをしたら、ガーゼなどを使って泡を流していきましょう。頭を洗うとき、耳の後ろ側も忘れずに洗ってあげましょう。次に身体を洗います。身体を洗うときには、首・胸・わき・手・腕・お腹・足というように、上から下へと洗っていきます。
仰向けで洗える部分を洗い終わったら、背中を洗います。ママやパパの手(赤ちゃんの頭を支えていない方の手)を、赤ちゃんのわきの下に入れ、その手の手首に赤ちゃんの顎を乗せるように赤ちゃんを下向き(うつぶせの状態)にします。赤ちゃんの顔がお湯に入らないように十分に気をつけましょう。赤ちゃんをしっかり支えながら、空いた方の手で、赤ちゃんの背中やお尻を洗います。
首や手のひら、手足のくびれや指の間、お尻や股間などは汚れが溜まりやすいので、重なり合っている皮膚を優しく伸ばして、洗ってあげましょう。赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。全体を通して力を入れたりゴシゴシこすったりせず、終始優しく洗ってあげましょう。身体の泡は、一度湯船に入れてあげて大まかに落としてから、最後にきれいなお湯で流してあげます。
沐浴上がりのお手入れ
赤ちゃんをベビーバスから出してあげたら、あらかじめ広げておいたタオルの上に赤ちゃんを乗せてあげます。全身をタオルで優しく包み、ポンポンと水気をとってあげましょう。ゴシゴシこすらず、優しく水分をタオルで吸い取ります。水分を除去したあとは、赤ちゃんのお肌に保湿グッズでケアをしてあげましょう。事前に保湿ケアグッズを準備しておくとスムーズです。
赤ちゃんの沐浴の際のおすすめ石鹸
固形石鹸
固形石鹸の特徴は、余分な添加物が少ない製品が多いことです。また、洗い上がりはスッキリと、泡切れが良いという特徴もあります。質の良い油脂を使用した固形石鹸であれば、洗い上がりのツッパリ感を少なくすることもでき、化学成分を添加していないなど、お肌へのやさしさに配慮した石鹸であれば、乾燥が気になる赤ちゃんや敏感肌の赤ちゃんでも安心して使用できますね。
固形石鹸はコスパの良い製品も多く、使用しやすいでしょう。反面、固形石鹸はアルカリ性なので、弱酸性ベビーソープを希望する人には向きません。また固形石鹸は泡立て作業が必要になります。赤ちゃんを片手で支えながら、もう片方の手で泡立てるという作業は、思いのほか大変です。固形石鹸でも商品によっては赤ちゃんのお肌に合わないものもありますので、確認しましょう。
液体石鹸
液体石鹸は泡立てやすいというメリットがあります。はじめから泡で出てくるタイプのベビーソープも大変便利で人気があります。片手で赤ちゃんを支えながら身体を洗うとき、もう片方の手でポンプを押すだけで泡が出てくるので、沐浴がはかどり、余計な時間をかけずに赤ちゃんへの負担も軽減できますね。泡立てネットなどのグッズも必要なく、便利です。
液体石鹸は泡立てやすく便利である一方、添加物が多くなりやすい面があります。『赤ちゃん用』と謳われている商品でも、完全に安全であるとは限りません。成分表示をしっかり確認して購入しましょう。また『無添加』と表記されている石鹸でも、一切の添加物を使用していないという意味ではない場合もあります。一部の成分『無添加』という意味の商品もあるので、確認しましょう。
沐浴剤
固形や液体の石鹸のほかにも、沐浴で赤ちゃんをキレイにしてあげられるグッズがあります。沐浴剤は、入浴剤のように湯船の中に入れ、混ぜて使用するグッズです。沐浴剤を溶かしたお湯に赤ちゃんを入浴させてあげ、お湯の中で、ママやパパの手で赤ちゃんを優しく撫で洗いしてあげるだけで良いというものです。石鹸洗いに不慣れな新米ママやパパでも、安心して沐浴できますね。
固形石鹸や液体石鹸で身体を洗った後は、キレイなお湯をかけ流してあげる必要がありますが、沐浴剤は、赤ちゃんのお肌に残っても問題の無い成分でできているため、すすぐ必要がありません。湯船の中で赤ちゃんを優しく手で撫で洗いしてあげたら、そのままお湯から出してあげて良く、あとはタオルで拭いて、赤ちゃんのお肌の保湿ケアをし、お着替えをしてあげるだけで終了です。
沐浴剤はすすぎの必要が無いことから、沐浴の場所の選択肢が広がります。室温が調整されたリビングでも、かけ流し用のお湯を用意せずに手軽に沐浴をしてあげられますね。また、夏場など、1日に数回沐浴をしてあげたい場合などには、手軽に短時間で済ませてあげられるので、時間をかけることによる赤ちゃんの負担を軽減したり、ママやパパの負担も軽減したりすることができます。
沐浴剤は、泡立てて使用する石鹸とは違い、ツルツルと滑りません。片方の手で赤ちゃんを支えながら、赤ちゃんの身体を撫で洗いしてあげるときや、背中を洗うために向きを変えてあげるときなども、石鹸のようにツルツルと滑ってしまうことは少なく、赤ちゃんの身体をしっかり安定させてあげられますので、沐浴に不慣れなママやパパでも安心して、お世話してあげることができます。
沐浴剤は、赤ちゃんのお肌に残っても問題の無い成分でできており、保湿成分が配合されているものも多くあります。通常、入浴後にはお肌は乾燥しやすい状態となっていますが、沐浴剤に配合されている保湿成分によって、沐浴後も赤ちゃんのお肌はしっとり感が続きます。
ここでよくある疑問として多いのが、『沐浴剤と固形石鹸や液体石鹸は同時に両方使う必要があるのか?』というものです。賛否両論あるものですが、基本的には沐浴剤を使用するときには、固形石鹸や液体石鹸を同時に使用する必要はありません。ただ、沐浴剤は洗浄力が弱めであるため、皮脂分泌が活発な赤ちゃんの身体を洗うためには、物足りないと感じる人もいます。
手早く済ませたい日や何度も沐浴したい夏場には沐浴剤を使用し、普段は固形石鹸や液体石鹸も使用するといった人や、何日かは沐浴剤で、週に数回は石鹸でしっかり洗ってあげるなどといったように、沐浴剤と石鹸を併用して使用するママやパパも多いようです。
新陳代謝が活発で、皮脂の分泌も盛んな赤ちゃん。しっかりと汚れが洗浄されていなければ、乳児湿疹やオムツかぶれなどの、お肌のトラブルを招く要因になる場合もあります。赤ちゃんの様子やお肌の状態に合わせて、沐浴剤と石鹸を併用するのも一つの方法です。
赤ちゃんのお肌に残っても心配のない成分で、すすぎが必要なく、便利グッズの沐浴剤ですが、赤ちゃんによってお肌に合わないこともあります。沐浴剤の使用で赤ちゃんのお肌にトラブルが生じた場合には、速やかに使用をやめましょう。これは固形石鹸や液体石鹸にも言えることですが、赤ちゃんのお肌に合わないことに気がついた際は使用を控え、必要に応じて病院へ受診しましょう。
【おまけ】赤ちゃんのお風呂デビューの手順
生後1か月頃からのお風呂デビュー
生後1カ月頃からは、大人と一緒にお風呂デビューできる赤ちゃんが多くなります。それぞれの赤ちゃんの健康状態などにもよりますので、1カ月健診などの機会に医師に聞いておくと安心ですね。ベビーバスを卒業し大人と一緒にお風呂デビューをする赤ちゃん。沐浴のときと同様に、準備や注意点などを心がけ、赤ちゃんを入浴させてあげましょう。掃除も忘れずにしておきましょう。
入れる前の準備
赤ちゃんは体温調整が未熟です。沐浴のときと同じように、お風呂上がりに湯冷めしないよう、手早くお着替えをしてあげられる準備を、事前にしっかりしておきましょう。赤ちゃんを乗せてあげられるようにタオルを広げておきます。また、赤ちゃんの肌着や赤ちゃん服を重ねて広げておき、オムツもセットしておくと、その上に赤ちゃんを乗せてあげて、スムーズに着せてあげられます。
お風呂上りの赤ちゃんのお世話に時間をかけると、赤ちゃんが湯冷めをしてしまいます。そのため、ママやパパには、さっと羽織ることができるバスローブや、タオルドレスなどがあると便利です。タオルの羽織りものでママやパパの身体を包んで水分を吸い取っている間に、すぐに赤ちゃんのお世話をすることができます。
赤ちゃんをお風呂に入れてあげる前に、先にママやパパの髪や身体を洗っておくと、赤ちゃんをお風呂に入れてから手を離さずに済みます。温かくした脱衣所で、赤ちゃんの安全を確保して待っていてもらう場合、その間も、少しだけ戸を開けておき様子が見えると安心ですね。また、浴室を温かくして、ベビーバスチェアなどを使用し、一緒にお風呂の洗い場に居るということもできます。
お風呂の温度
大人と一緒にお風呂に入るようになったら、大人の方が赤ちゃんのお湯の温度に合わせてあげる必要があります。赤ちゃんの適切なお湯の温度は夏場で38~39度程度、冬場で40~41度程度と言われています。大人にとっては、人によってぬるく感じる温度である場合もありますが、赤ちゃんにとっての適切な温度に合わせてあげましょう。
おまり温度が高いお湯に入ると、赤ちゃんのお肌は乾燥しやすくなり、お肌のトラブルを招いてしまうこともあります。また、赤ちゃんにとってお湯の温度が高いと、のぼせやすかったり疲れてしまったりといったこともあります。適切なお湯の温度で安全にお風呂に入れてあげることが大切です。お湯の温度には気をつけましょう。
入れ方・洗い方
まだ首や腰が据わらず安定して座ることができない『ねんね期』の赤ちゃんは、基本的には常に抱っこをした状態で入ります。ママやパパはバスチェアに座り、膝の上に赤ちゃんを抱えてあげます。片手で赤ちゃんを支えてあげ、もう片方の手で赤ちゃんを洗ってあげます。ベビー用バスマットなどを使うのも便利です。身体を洗ったあとは、抱っこしながら一緒に湯船に入ります。
赤ちゃんを洗ってあげる順番は、沐浴のときと同じように、顔・頭・身体の順に洗ってあげます。皮膚が重なっている部分や、汗や尿・便などで汚れやすい場所などは、丁寧に洗ってあげましょう。沐浴のときと同様、ゴシゴシ強くこすらず、やさしく洗ってあげます。最後は、しっかりと石鹸成分を流して、お肌に残らないようにしてあげましょう。
お風呂上がりのお手入れ
お風呂上りには保湿グッズを使って、赤ちゃんのお肌を保湿ケアしてあげましょう。タオルで優しくポンポンと水気を除去し、手早く保湿グッズを使用します。急ぐあまり、タオルでゴシゴシこすらないように気をつけましょう。ポンチョ状のバスタオルグッズがあると、サッとかぶせてあげられるので便利に使えます。お風呂上りに喉が渇いている様であれば、水分補給を優先しましょう。
お風呂に入れる時の注意点
赤ちゃんが成長してくると、活発に動き出し、思いもよらない事故が起きてしまうこともあります。
転倒や溺れ、石鹸やシャンプーを飲んでしまうなど、お風呂には危険もいっぱいです。お風呂用のベビーチェアや滑り止めバスマットなどのグッズを利用するのもひとつの方法です。また、赤ちゃんから目を離さないよう、注意深くお世話をしましょう。
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